紅茶とともに過ごす豊かな時間
この秋、長浜・米原に足を運んでみませんか。昨年から今年にかけてオープンした、湖北の〝新名物〟になりそうな新しい施設やお店をピックアップ。買い物に、休憩に、遊びにと思い思いに楽しんで。
長浜エリア
発酵文化の魅力を発信
チーズやみそを製造、体験教室も
- よりすぐりの生活雑貨、食器、ファッション、食品がそろうストア。目が肥えそう
滋賀の食文化を育んだ〝発酵〟がテーマの商業文化施設。チーズ製造室と醸造室を備え、オリジナルの発酵食品を販売する一方、チーズやみそづくりの体験教室も展開。「ここにあるものや体験を通して何かしらの学びを持ち帰ってほしい」と広報の高本絢子さん。生活雑貨がそろうストア、アートギャラリー、書籍コーナーに加え、施設内で作られたチーズやみそ使用のメニューがそろう喫茶室もあり。知的好奇心を刺激されそう。
湖(うみ)のスコーレ
- 長浜市元浜町13-29(JR「長浜」駅から徒歩約10分)
- TEL:0749(53)3401
- 午前11時~午後6時
- 火休
2021年12月オープン
- 竜王町にある「古株牧場」の生乳で作るオリジナルチーズ。完成品は喫茶室で味わえます
人と人を結ぶ憩いの場
農園らしい野菜のおかずにほっこり
- 自家製大豆から作った油揚げやおからハンバーグ、季節野菜のたいたもの(取材時)を盛り合わせたランチプレート(1100円)。ごはんのおかわり自由
ヨコタ農園が手掛ける多目的カフェでランチを。開店のきっかけは4年前の台風被害。「農業をあきらめかけたときにたくさんの人が支えてくれて。受けた恩を次の人へ送る〝恩送り〟ができればと、人とのつながりを大切にするカフェを夫が提案してくれた」とは店主の横田尚美さん。メニューは農園で採れた青果を使った総菜のプレート、パスタ、クレープなど。店内ではライブやカルチャー教室も開催。
Farm cafe Lian(ファーム カフェ リアン)
- 長浜市高月町馬上2291-4(JR「高月」駅から徒歩約15分、駐車場あり)
- TEL:0749(53)2808
- 午前11時~午後4時
- 火水休
2021年12月オープン
現代風によみがえらせた
昭和レトロなレモンケーキ
- レモンピールを生地に混ぜて焼き上げた、優しい味わいの「長浜れもん」(1個260円)。コーティングチョコからも爽やかなレモン風味が楽しめます
店内はノスタルジックな雰囲気。しっとり感にこだわった色とりどりのスイーツが並ぶ洋菓子店でありながら、足踏みミシンや柱時計などの古道具が溶け込んでいます。一番人気は、店主の中嶋亮介さんが「建物と同様に昔懐かしいものを今風によみがえらせた」というレモンケーキ「長浜れもん」。「船町かすてら」「さざなみリーフパイ」など、地元にちなんだ名前の焼き菓子はお土産にもぴったり。
町家浪漫菓子 中嶋菓子店
- 長浜市北船町4-19
(JR「長浜」駅から徒歩約3分、駐車場3台あり) - TEL:0749(59)3005
- 午前10時~午後7時(ケーキがなくなり次第終了)
- 火休(月不定休)
2022年5月オープン
- 築100年の三軒長屋を改装した〝レトロかわいい〟店構え。「将来は奥にある和室を茶庭が眺められる喫茶室にしたい」と中嶋さん
チーズケーキは焼き立てをどうぞ
紅茶は〝町ぶら〟のお供に
- 「長浜ベイクドチーズケーキ」のプレーン(中央・360円)。チョコ、抹茶味(各380円)もあり
休日には長い列ができるというこちら。話題の「長浜ベイクドチーズケーキ」は3種あり、プレーンは、焼き立てが味わえます。プリンに近いなめらかな舌触りで、フワッと広がるチーズの香りがクセになりそう。県産など厳選した茶葉を使用した紅茶は、フルーツがたっぷり。ボトルで提供されるので、町の散策にぴったりです。当日ならおかわり自由というのもポイント。店内にはSNS映えするフォトスポットもあり。
チーズケーキと紅茶 長浜黒壁店
- 長浜市元浜町7-16(JR「長浜」駅から徒歩約7分)
- TEL:0749(53)2275
- 午前11時~午後5時
- 不定休
2022年8月オープン
- ボトル付き紅茶(950円)に注ぐ紅茶は、色が変化する「琵琶湖ブルー」(ジャスミンオレンジ)、など11種類からチョイス
香り豊かでほろりとほどける
絞りたてのモンブラン
- メレンゲ、スポンジ、和グリのクリーム、生クリーム、モンブランクリームが層になっている「錦糸モンブラン」(1980円、ペアドリンク付き)は、事前予約がおすすめ
看板メニューは、出来たてのモンブラン。フレンチの「びわこレストランROKU」内にできた和グリ専門のカフェでいただけます。砂糖の使用を抑えたという和グリのペーストを、目の前で1mmの糸状に絞ってくれますよ。鼻をくすぐるクリの香り、ほろりとほどける口溶けにテンションがアップ。中に隠れている焼きメレンゲをナイフで切る際の「サクッ」という音と感触も快感です。
びわこレストランROKU 茶寮
- 長浜市元浜町11-23
(JR「長浜」駅から徒歩約5分、お旅所駐車場2時間無料) - TEL:0749(62)6364
- 午前11時~午後5時
- 水休
2021年1月オープン
- 江戸時代の商家をリノベーションした風情ある外観。「モンブランソフト」のテイクアウト(1100~1300円)は右窓から注文を
米原エリア
自家製スイーツやパン、お土産グッズも
多彩にそろう駅前ショップ
- 幅広い品ぞろえにワクワする店内。購入品を庁舎3階のフリースペースで食べても
米原市役所新庁舎1階に開庁と同時にオープン。自社農場の青果やそれらを使ったケーキ、パン、お弁当をはじめ、オリジナルチョコレート、自社焙煎(ばいせん)のコーヒー、さらには社長の手作りカレーパンや冷凍餃子も並び、ひとたび中に入ればあっちもこっちもと興味津々に。伊吹山など地元の風景をプリントしたグッズやゆるキャラグッズもあり、アンテナショップ的な役割も果たしているようです。
B★LOVANGA(ビー ロバンガ)
- 米原市米原1016
(JR「米原」駅前、米原市役所駐車場利用可) - TEL:0749(59)3718
- 午前8時~午後7時
- 不定休
2021年6月オープン
- しっとりとした食感と手軽さで人気の焼きドーナツ(1個200円)は6種類
鹿肉料理とアートを身近に
おなかも感性も満たされる空間
- 胃に優しい、あっさりとした鹿肉を手作りバンズで挟んだ「鹿肉ダブルチーズバーガー」は1700円(ポテト別300円)。ボリュームもたっぷり
鮮やかなブルーグリーンの外壁が目印。「アートを身近に感じてほしい」とデザイナーでありアーティストの貴詠さんが始めたギャラリー併設のカフェ&バー。最初はコーヒーと軽食を出す程度と考えていたものの、地元の猟師との縁をきっかけに、鹿肉を主としたハンバーグ、タコライスなど多彩なジビエ料理やお酒も提供しています。ギャラリーでは、県内の作家を中心に幅広いジャンルの作品を展示。食欲と芸術の秋を満たしては。
Ima art+cafe(アイマ アート カフェ)
- 米原市長岡1213
(JR「近江長岡」駅から徒歩約5分、駐車場あり) - TEL:0749(55)3777
- 午前11時~午後6時
(金土日は午前11時〜午後4時、午後6時〜11時) - 水木休
2021年4月オープン
- アートを感じながらゆっくりくつろげる店内。スイーツ類も豊富
複合型スポーツ施設に
大規模スケボーパークが登場
- セクション数では近畿最大級というオリジナルデザインのスケートボードパーク。オリンピック種目になったスポーツに挑戦を
伊吹山麓にある複合型スポーツ施設に今年夏、「スケートボードパーク」が登場。初心者から上級者まで楽しめるよう工夫されたセクションを目当てに、県外から訪れる人も。乗馬クラブに加え、幼児・児童向けのアスレチックも同時期に開設。フットサルコート、バーベキューエリアのほか、ポニーや人感センサーで動く巨大な恐竜に出合える「えんぱーく」などもそろうので、家族や友達と一日過ごして。
BIG・BREATH(ビッグ ブレス)
- 米原市大野木1777
(名神「米原IC」から車で約15分、駐車場あり) - TEL:0749(56)0695
- 「スケートボードパーク」=午前10時~午後9時、利用料(1Day)/平日1000円、土日祝日1500円、「えんぱーく」=午前10時~午後6時(11月~12月は5時まで)、入場料/大人500円、4歳~小学生300円、3歳以下無料
- 火休
スケートボードパーク/2022年7月、
アスレチック/2022年8月オープン
- アスレチックパークは、「えんぱーく」の入場料(当日出入り自由)が必要