
【第4弾! 野洲にて】コロナ禍でも楽しめる〝おいしい&楽しいマルシェ〟
琵琶湖の魚介類「琵琶湖八珍」を食べたことがありますか?「琵琶湖八珍」をもっと広く知ってもらいたいと、滋賀県では2018年1月5日(金)〜2月28日(水)に「琵琶湖八珍フェア2018」を開催予定です。フェア期間中は、滋賀県内のホテルやショップ約160店舗で「琵琶湖八珍」を使った特別メニューを食べたり購入することができます。
「琵琶湖八珍」は、平成25年に、県立安土城考古博物館が来場者への湖魚料理人気アンケートを基に供給量などを考慮して選定したものです。琵琶湖の特徴的な魚介類、ビワマス、コアユ、ハス、ホンモロコ、ニゴロブナ、スジエビ、ゴリ、イサザの8種類。県では八珍のPRに向け、2015年度からブランド化事業を立ち上げ、これらを食材として取り扱う飲食店のマイスター登録制度を実施。約110店(2017年10月末現在)が登録しています。
「琵琶湖八珍フェア2018」では、滋賀県内の4つのホテルでフェア特別メニューを提供。各ホテルの料理長がそれぞれの特長を生かした「琵琶湖八珍メニュー」を披露してくれます。そこで、各料理長に今回のメニューへの思いを教えてもらいました。
セトレマリーナびわ湖
「ハスの南蛮漬け」や「琵琶鱒の握り寿司」、オリーブオイルで火入れして琵琶湖の石で香ばしく焼いた「ホンモロコの石焼」、朝宮の抹茶塩を添えた「小鮎と冬野菜の天ぷら」など、見た目も楽しませてくれそう
「琵琶湖の魚は珍しいものが多く、地元の漁師さんに相談し、旬の一番おいしい魚からレシピを考えました。釣りが好きで、ビワマスやホンモロコも昔から知っていましたが、食材としての魅力に気付いたのは大人になってからです。『恵(めぐ)り』コースでは、お客様の前で調理の仕上げをしながら、琵琶湖の幸が創り出す物語をお伝えしたいと思います」
琵琶湖ホテル
素材のおいしさをそのままを味わえるように、フランス・ブルターニュ地方の伝統料理・コトリヤード風に仕上げられた「滋賀とフレンチが融合した一皿~ビワマスのコトリヤード風」
「今までさまざまな調理法で琵琶湖の魚を料理にしてきました。中でもビワマスは身も甘く、脂ものり、メインで食べていただきやすい魚です。今回はシンプルに素材のよさが伝わるよう、コトリヤード風にしました。フランスの郷土料理をアレンジし、滋賀のネギや人参と一緒に煮込んで、後からソースをかけます。寒い時期に身体を温めてくれる一皿をお楽しみください」
奥琵琶湖マキノグランドパークホテル
香ばしく焼き上げられる「ハス塩麴幽庵焼き」や素朴で子どもも食べやすい「えび豆」など、優しい料理が楽しめます
「八珍の一つ、ハスは小骨が多いのですが、調理次第でおいしく召し上がれます。昔は各家庭でハス寿司を作ることも多く、地元で活用されてきた食材です。ここ高島は、ふなずしをはじめ、しょうゆ、みそなど発酵物が多い町。今回のハスも塩麹(こうじ)に漬け、幽庵焼きにしてみました。スジエビで作るえび豆、ニジマス稚魚のじゅんじゅん(鍋)と一緒に、滋賀ならではの味をご堪能下さい」
北ビワコホテル グラツィエ
「ハス揚げサラダ仕立て」や「琵琶鱒とオマール海老のピリ辛炒め」「スジエビ甘露煮入り炒飯」など、料理長のアイデアが詰まった中華ならではの八珍料理を堪能できそう
「中華料理はもともと淡水魚をよく使います。鯉を丸揚げにし、甘酢あんを掛けた料理など日本でも馴染みのある一品です。今回の特別コースでは、ビワマス・コアユ・ハス・スジエビを使い、初めての方でも八珍をおいしく召し上がっていただけるよう工夫しました。オマール海老などとの相性もよいので、ぜひ新しい中華の味をお楽しみください」
同フェア期間中は、4ホテル以外にも「琵琶湖八珍サテライト食堂」で身近に八珍を食べたり、購入することができます。そんなサテライト食堂は、滋賀県内で160店舗。この機会に一度は耳にしたことがある「琵琶湖八珍」を食して、その魅力を体感してみては。
160店舗は、「琵琶湖八珍フェア」専用サイト=http://shigaquo.jp/hacchin/info/fair201712.html=で確認することができます。
同店は、琵琶湖を眺めることができる空間で地元食材や県産の新鮮な野菜を使った料理が食べられると好評
琵琶湖産天然魚を、そのおいしさを逃さないように独自の製法で炊きあげた伝統の味