いざという時の心強い味方「教育ローン」の話
今回は読者から寄せられた、家庭で起こった〝珍事件〟のエピソードを紹介。笑ってしまうものからビックリするものまで、いろんなお便りが届きました。専門家のコメントも参考にしてくださいね。イラスト:かわすみみわこ
- CASE 1
- 冬の朝、ベランダで洗濯物を干していたら、夫が窓の鍵を閉めて仕事に行ってしまい、閉め出されてしまいました! スマホは家の中、服装もフリースを羽織っただけの状態。周囲に人けはなく、隣の家(わが家はマンション2階の突き当たり)も空室だったので、結局「隔て板」を破って隣へ行き、その家のベランダの床にあった1階に下りるはしごを操作していたら1階の住人さんが気付いてくれ、その方に電話を借りて管理会社にスペアキーを持ってきてもらいました(草津市・K・44歳)
真冬・真夏はツラすぎる
〝ベランダ閉め出し〟
一瞬の隙にも備えよう
湖南広域消防局総轄監理課の中村興匡(ともまさ)さんによると、同消防局が管轄する地域(草津市・守山市・栗東市・野洲市)でも毎年数件、こうしたハプニングで消防署に119番通報が入るそう。「多いのは、小さな子どもがカギをかけ、閉め出されるケースです」
思わぬ事態に備え「短時間でも携帯電話を持ち歩く」「ベランダに出るときは窓に布団ばさみをはさんで閉まらないようにする」「脱出経路を考えておく」など日頃から対策をしておきたいもの。それでも万一閉め出されたときは、近くの人に助けを求めるなどして家族や管理会社に連絡して。また「このままでは凍える」「暑くて倒れそう」「一人で中にいる子どもが危ない」など身の危険を感じた場合は119番通報を。レスキュー隊が駆けつけ、緊急性があると判断されれば、外からはしごで救助したり、場合によってはドアや窓を破って救助してくれます。
また、「似た事例で、大人が車中にキーを置いたまま降り、中の子どもがロックをかけてしまい開けられなくなるケースも」と中村さん。「車内は短時間で高温になることがあるので、夏場などは直ちに119番通報を」。意外と多い閉め出し、人ごとではないかもしれませんよ!?
編集部で
こんなの見つけた!
本来は窓の内側に取り付けて子どもが外に出ることを防ぐグッズですが、窓にすきまを開けた状態で窓の外側に取り付ければ、閉め出し対策にも。「ニトムズサッシストッパー」(オープン価格、ホームセンターやインターネット通販などで販売)
- CASE 2
- ある日帰宅すると玄関の外から何やら黒い筋が。よく見ると、それは何百匹ものアリの行列! その列は台所まで続いていて、どうやら子供が朝に飲んで流しに置きっぱなしにしていた乳酸菌飲料の空容器を目指していたようです。鍵のかかった家の中のものが、なぜ外のアリにわかったのか今でも謎です(草津市・YN・57歳)
あなどれないアリの嗅覚
甘味はもちろん油も標的
「行列を作っていたとなると、ケアリかシワアリの仲間でしょう。茶色っぽいアリです」と答えてくれたのは、京都工芸繊維大学生物資源フィールド科学研究部門教授の秋野順治(としはる)さん。
アリは、ぼんやり見えている景色と太陽の光の方向で巣の位置を確認しながら、普段は単独でうろうろ。その小さな体にしてみれば、壁の割れ目や扉の隙間など家への抜け穴はいっぱいあるので、1匹がそこから侵入するのはままあることとか。
「アリは嗅覚が利き、ひとたび家に入ると今回の乳酸菌飲料のように、においを頼りに食べ物へたどり着くことがあります。ケアリまたはシワアリの場合は、食べ物を見つけると道しるべとなるにおい物質を分泌しながら巣に戻って仲間を呼び、その仲間がまた仲間を呼んで列をなして食べ物を運びます」
アリの行列を防ぐには、「食べ残しを置いておかない。甘いものの他に油にも寄ってくるので、油の飛び散りなどにも注意」とのこと。また、駆除した後は水拭きではなく、油汚れをふき取って、におい物質もきれいに取り除くといいそうです。
- CASE 3
- 当時4歳の娘が「おなかが痛い」と一日中ぐずぐず。でも、ごはんは食べるし、ほかに変わった所はなく、とりあえず様子を見ることに。すると、その夜、何かの拍子に笑い転げた娘が、また「おなかが痛い!」。結局、朝から心配していた腹痛はまさかの筋肉痛でした! 安心したと同時にみんなで大笑いしました(大津市・ST・32歳)
子どもの〝おなか痛い〟
どう見分ければいい?
子どもの腹痛にはさまざまな要因があるようです。「多いのは便秘。かん腸をしたらけろっとよくなるのが特徴です」と教えてくれたのは草津総合病院・小児科統括部長で医師の越智英明さん。
今回のエピソードを受けて「幼児のおなかの筋肉痛はあまり見ませんが、痛みが一日で治まったのなら様子を見ていいでしょう」とも。
急いで病院にかかったほうがよい症状は「激しい痛みが続くときや、嘔吐を繰り返しぐったりしているときなど」と同院小児科部長で医師の森元まゆみさん。「胃腸炎による脱水症、腸重積、虫垂炎、腹膜炎、膵(すい)炎、鼠経(そけい)ヘルニア、卵巣捻(ねん)転、精巣捻転、尿路結石などは治療を急ぐことが多いです」
また、痛い場所をうまく伝えられない乳幼児には、「表情を見ながらおなか全体を指全体で優しくマッサージして、痛い場所があるのか見てあげて」と同院小児科医師の高田亜希子さん。体温や呼吸なども観察し〝いつもと違う〟と感じたことは遠慮なく医師に伝えたほうがよいそうです。「普段からお風呂などでおなかを触っておくと異変に気づきやすいですよ」
- コロナ禍の断捨離後に…
- 部屋の模様替えをしたくなりカラーボックスを移動させたとき、衝撃的なものを発見! 壁に20cm四方の大穴があき、断熱材が見えている状態! しかも雨水の浸透で真っ黒なカビが発生してました。子供がプロレスであけた穴を数年カラーボックスで隠していたのです。新築直後に大穴をあけ、そのまま6年間隠されていたことに大ショックでした(草津市・HU・50歳)
- 頑張った2人の男たち
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わが家には虫嫌いの夫がいます。息子がまだ生後6カ月頃のこと。友人の結婚式のため、息子のお世話を夫に任せて出かけました。帰ってくると、そこには裸でゲッソリした夫と荒れ果てた部屋、そしてなぜか半分だけ服を着ている息子の姿が。
話を聞くと、息子とお風呂に入ろうと、2人とも裸になって浴室に行き、息子の体を洗いかけたとき、天井に大きなゴ〇ブリ(以後G)を見つけたとのこと。浴室を出て、息子を抱いたまま退治用のスプレーを探し、G目がけて噴射すると、今度はGが浴槽に落下。捕獲はできたもののそのお湯に入るわけにもいかず、お風呂を洗った後お湯をはっていたところだったようです。1時間半近く半裸で我慢することになった息子も、父の頑張りを見てか、不思議と泣かずに待っていたそうでホロリ(草津市・EY・30歳)
- 寝ぼけ方も遺伝?
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家族4人で同じ寝室に寝ています。主人はお酒を飲みすぎると寝ぼけることが多く、先日は夜中に起き出して、いきなり寝室のクローゼットを左から順に(扉は四つほど)ガチャガチャ開けだし、めちゃくちゃ怖かったです! 私が「パパどうしたん!? 何!?」と言うと、そのままフラフラとトイレに。
さらにこの前、7歳の息子が夜中にむくっと起き出してクローゼットの扉をおもむろに開き、その後トイレに行くという、いつぞやの主人と同じ行動を。2人とも全然覚えていなかったのですが、まさかの親子ならでは?の同じ行動に私だけ大爆笑でした!(草津市・YT・41歳)