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  1. Home > [ひと・子ども] > 里親という“家族のかたち”

2022年10月7日

里親という“家族のかたち”

  • ひと・子ども
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10月は里親月間です。これを機に、里親制度や親元を離れて暮らす子どもたちの現状について考えてみませんか。里親制度について専門機関に話を聞きました。里親家庭のエピソードを紹介しています。イラスト/フジー

滋賀で親と離れて暮らす子どもは262人
全ての中学校区に里親家庭のある環境を

さまざまな事情で親と暮らせない子どもがいます。里親とは、そうした子どもを自らの家庭に温かく迎え入れ、愛情をもって成長を支える人のこと。

日本では社会的な養護が必要な子ども(18歳未満)が約4万5000人、そのうち約8割が乳児院や児童養護施設で暮らし、約2割が里親のもとで暮らしています(厚生労働省調べ)。国は2016年の児童福祉法等の一部改正で、家庭と同じような環境を重視し、「施設から家庭へ」の流れを推し進める方針を打ち出しました。

滋賀県では、親と離れて暮らす子どもは262人(3月31日現在)。施設または里親のもとで暮らす子どもの状況は上右図の通り。

「養子縁組を前提に子どもを迎え入れる里親さんは30~40代。ほかにも、養育里親として30〜60代の幅広い年齢の人が活躍しています」と教えてくれたのは、2021年より滋賀県から委託を受け、里親への一貫したサポートを行う「フォスタリング機関こばと」のスタッフ・小嶋美恵子さん。

「県内の里親登録数は228世帯。子どもが特定の大人と愛着関係を築き、安心して暮らせる家庭を多く用意してあげたいですね。小学生以上の子どもを里親さんに預けるケースが多いので、子どもたちが転校しなくて済むように全ての学校区に里親家庭がある環境づくりを目指しています」

※コチラでは、里親の種類や里親になるまでの流れを紹介します

教えてくれたのは

フォスタリング機関こばと

小嶋恵美子さん(左)「里親さんと密につながり、一緒に考え、伴走していきたいです。地域の方たちにも子どもと里親さんの温かい応援団になってもらえたら」

大槻美保子さん(右)「里親について知ってもらうきっかけになるよう、2022年10月31日(月)まで『京阪電車石山坂本線』で里親啓発のラッピング電車を走らせています」

子どもの迎え方はいろいろ、
ホームステイという選択肢も

里親には、下の表のようにいくつか種類があります。中でも、養育里親には年単位で養育する長期、数日~数週間で養育する短期のほかに、普段は施設などで暮らす子どもを週末や学校休業期間に預かるホームステイという受け入れ方も。

「『月に2回、週末に迎え入れられる』『体力的に小さい子は厳しいので小学生以上の子なら養育できる』など、里親さんの意向も確認しています」と大槻さん。

ただし、「里親制度は子育てをしたい大人が子どもを選ぶための制度ではなく、温かい愛情、安心できる養育環境を必要とする〝子どものため〟の制度と理解してもらうことが大切です」

里親の種類

  • ●専門里親児童虐待を受けたり、非行などを行う子どものうち専門的なケアが必要な子ども(年齢制限なし)に対し、一定期間(2年間以内)預かる里親
  • ●養子縁組里親養子縁組を希望する里親。年齢制限はありませんが比較的年齢の低い子どもを預かることが多い
  • ●養育里親保護者の離婚や経済苦など、さまざまな事情で家庭で暮らすことができない子どもに対し、一定期間預かる里親。一時保護委託、ホームステイ、長期養育などの種類があります(※原則として子どもが18歳になるまで。ただし20歳まで延長可)
  • ●親族里親要保護児童の両親のどちらかの親族で、一定期間子どもを預かる里親(※同)

里親はどうやったらなれる?
さまざまなサポートを活用して

里親になるのに特別な資格は要りませんが、事前に研修や家庭訪問を受け、里親登録を完了させているなどの一定の要件を満たす必要があります(下参照)。同機関では里親登録後のサポートにも注力。登録して間もない里親を対象に年2回の研修(座学と実習)を実施し、養育中の里親には家庭訪問を行っています。

「困ったときはいつでも『こばとに話してみよう』と思ってもらえたら」と小嶋さん。また、里親の休息のために子どもを一時的に施設や別の里親に任せる「レスパイト・ケア」という制度もあり。「県や児童相談所、児童養護施設などいろいろな立場の人と連携して里親さんを支えていきたいです」

里親になるまでの流れ

  1. ① 相談「フォスタリング機関こばと」に問い合わせを。里親になるための条件や、手続きの方法などについて教えてもらえます。「滋賀県健康医療福祉部子ども・青少年局」でも相談可
  2. ② 研修里親になる場合、里親登録が必要。まずは同機関へ来所し、里親制度の説明を受けて。後日「養育・養子縁組里親研修」の受講が必要です(講義3日と実習3日)
  3. ③ 申請研修が全て終わり、里親登録の意思が固まったら各市町の「里親関係窓口」に里親登録申請書を提出し、登録完了。
  4. ④ 調査大津・草津・彦根にある「子ども家庭相談センター」が里親を希望する家庭への訪問調査を実施。研修の評価や調査結果をもとに、里親としてふさわしいか里親審査部会で審査されます
  5. ⑤ 認定里親審査部会で認定されたら、県の里親名簿へ登録
  6. ⑥ マッチング同機関が子どもと里親の相性や家庭環境をもとに、委託する家庭を選定。受け入れが可能な場合は、子どもとの交流がスタートします
  7. ⑦ 里親確定「子ども家庭相談センター」の会議で、「里親委託の措置」が決定。子どもが正式に委託されます
【里親制度に関する問い合わせ】
フォスタリング機関こばと=TEL:077(525)0030
滋賀県健康医療福祉部子ども・青少年局=TEL:077(528)3551

きっかけはさまざま
里親という選択肢を選んだ人たちの今

県内で里親として子育てをしている2家庭に、エピソードなどを聞きました。

子どもと過ごすからこそ
やりがいを感じ、経験できることも

ホームステイ里親 KKKさん

「子宝に恵まれなかったことがきっかけで里親に登録しました。今は、中学1年生の子どもと『ホームステイ里親』として毎月数日間一緒に過ごしています。

一番やりがいを感じるのは、子どもの成長を感じたときです。預かり始めたときは、まだ小学4年生で。食も細くて、体も小さかったんです。でも、だんだんとご飯をモリモリ食べるように。今では、料理も作ってくれるようになったんですよ。

子ども向けの映画を見に行ったり、遊園地へ行ったり。私たちが何かしてあげているというよりかは、こちらが楽しませてもらっていると感じながら過ごしています」

里親になる一歩を勇気を出して踏み出して

長期養育里親 Zさん

「子どもが1歳のときに『長期養育里親』として迎え入れました。

元々、私の母親が『実子の手が離れたら、ほかの子どもを育てようか』という話をしていたこともあり、小さいときから里親に対しての認知はありました。周りに里親さんがいたことも、影響があったと思います。

現在、子どもは11歳。大切に育てながら、なにげない毎日を過ごしています。

家庭の事情により親から教育を受けられない子どももいます。そんな子たちが健やかに育つことができる場所が増えれば。里親について考えている人には、勇気を出して一歩を踏み出してほしいですね」

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