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  1. Home > [おでかけ] > 秋の近江路へ 仏像を訪ね

2017年9月29日

秋の近江路へ 仏像を訪ね

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滋賀は、京都、奈良に次ぐ「仏像」の宝庫。一口に仏像と言っても、その姿は多種多様です。種類やカタチの意味、それぞれの背景などを大津市歴史博物館の学芸員・寺島典人さんに解説してもらいました。仏像の奥深い世界に触れて、秋の寺院巡りをより楽しんで。

仏像の種類

仏像のルーツは仏教の発祥地・インド。大陸や日本などに伝わる過程で、さまざまな国の文化や宗教を取り込み、多様な仏像が誕生しました。その種類は「如来」「菩薩」「明王」「天」に大別されます。

大津市歴史博物館 学芸員

寺島典人さん

仏教美術、特に彫刻史が専門。

10月7日(土)から、同館で7~8世紀の仏像などを展示する「大津の都と白鳳寺院」を開催

  • 写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー
  • ※紹介した寺院・仏像は要予約、非公開の場合があります。訪ねる際は事前に各寺へ確認を
  • ※重文=重要文化財

観音菩薩、勢至菩薩、弥勒菩薩、文殊菩薩 など

悟りを開くため、修業しているのが「菩薩」。阿弥陀如来の弟子である観音菩薩、いわゆる“観音さま”なども含まれます。仏教の開祖である釈迦の修業時代の姿をベースにしているため、華やかな衣装や冠などの装飾品を身につけているのが特徴。

滋賀県で見られる寺院
比叡山延暦寺(大津市)、佛法寺(野洲市)、妙音寺(甲賀市甲賀町)、総持寺(長浜市)など
※いずれも観音菩薩

「聖観音立像」(比叡山延暦寺・横川中堂/重文)

釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、大日如来 など

「悟りを開いた者」の意味で、シンプルな布をまとい、座って瞑想(めいそう)している姿が基本。豊かな知恵を表す頭頂部の隆起や、多くの人々を救うための手足の水かきといった外見的な特徴を「三十二相」、さらに細分化したものを「八十種好(しゅごう)」と呼びます。

滋賀県で見られる寺院
正福寺(甲賀市甲南町)、聖衆来迎寺(大津市)、金勝寺(栗東市)、西明寺(犬上郡甲良町)、興聖寺(高島市)など ※いずれも釈迦如来

「釈迦如来坐像」(正福寺/重文)

不動明王、愛染明王、五大明王 など

大日如来が変身した姿で、体型はインドのぽっちゃりした子どもをイメージ。優しさだけでは救えない人のため、多くが怒りの表情をしています。一体ごとに眼や口元の形状が左右で異なったり、髪の結い方も違ったり、頭部の多彩なバリエーションが見どころ。

滋賀県で見られる寺院
石山寺・岩間山正法寺(大津市)、苗村神社(蒲生郡竜王町)善水寺(湖南市)、金剛輪寺(愛知郡愛荘町)など

「不動明王立像」(苗村神社/重文)

梵天、帝釈天、四天王、大黒天、毘沙門天 など

ヒンズー教やバラモン教、インドや中国などで信仰されてきた仏教以外の神々の総称。戦勝、守護、幸福など、それぞれに異なる御利益を持っています。性別があり、持ち物なども個性豊か。芸能の女神・弁財天の持つ琵琶が「琵琶湖」の名の由来という説も。

滋賀県で見られる寺院
金勝寺(栗東市)、金胎寺(栗東市)、石馬寺(東近江市)、石道寺(長浜市)、神照寺(長浜市)など

「毘沙門天立像」(金勝寺/重文)

仏像の多さでは滋賀が国内第3位

「仏像とは、目には見えない仏の姿や教えをカタチとして表したもの。立体だけではなく、掛け軸や印刷物なども含まれます」と、寺島さん。

「釈迦の生涯を記した“仏伝”を絵にしたり、足跡を石に刻んだりしたのが仏像の始まり。その後、ギリシャなどのヨーロッパ文化と混ざり合って、神様を擬人化し、立体として見せる仏像へと進化していきます」

仏教の真理や教えが永遠であることを示すため、釈迦以前にこの世に現われた仏や、未来に現われる仏として弥勒(みろく)菩薩などが登場。さらに、さまざまな宗派の発祥に伴って、仏の種類も多様化していったそう。

「日本は今まで大きな政変がなかったことから、世界的に見ても現存する仏像の数が圧倒的に多いんです。

中でも滋賀県はかつて平安京と関係が深く、陸路や水路の整備によって国内外の物資が行き交う交通や文化の要となった地。県内には『日本四箇大寺』に数えられる比叡山延暦寺、三井寺もあり、仏像の多さでは国内第3位に位置づけられています」

私たちが目にする仏像は、滋賀の歴史や地域性などの表れでもあるんですね。

仏像は種類や一体ごとに異なる背景や物語を持っています。より深く、楽しく観賞するヒントを寺島さんが教えてくれました

人々を迎えにくる〝観音さま〟

観音菩薩は阿弥陀如来の弟子である象徴として、頭部に阿弥陀如来の像を乗せています。手に持っているハスは、人々を極楽浄土に迎える“来迎(らいごう)”のとき、その人の御霊(みたま)をのせるためのもの。

「人々を救うため、三十三の姿に変身することから発祥したのが西国三十三所の観音巡りで、広めたのは三井寺の僧侶とされています」

本来の姿は、金ぴかでカラフル!

阿弥陀如来は、インドの言語「アミターバ」「アミターユス」が語源。アミターバは“はかることができないくらいの光”という意味で、仏像は本来、全身を金色で作るのが基本とのことです。如来の場合、頭髪は青、着衣の袈裟(けさ)は数種類のボロ布を縫い合わせたものとされています。

「仏像というと地味な色合いというイメージがありますが、それは歳月を経て色があせているため。いわゆる“ノーメイク”の状態なので、作られた当時の金ぴかでカラフルな姿を思い浮かべながら観賞するのもおすすめです」

角度や時間を変えて

彫刻の仏像は立体なので、見る角度や照明の当たり具合によって表情が異なります。

「一体の仏像でも、見る方向を変えたり、時間帯を変えて観賞したり。ゆっくり向き合うと、新たな発見に出合えるかもしれませんよ」

「愛染明王坐像」
(三井寺 園城寺/大津市/重文)

時代を読み取るポイント

仏像にも、その時代ごとにカタチの流行や傾向があります。

「特徴が表れやすいポイントは、着衣の“しわ”の表現、面長や、丸顔といった“顔のかたち”など。作られた年代を読み取る手がかりになります」

たくさんの手や顔でインパクトを!

たくさんの手や顔を持つ「千手」「十一面」などと呼ばれる仏像は、バラモン教やヒンズー教の影響から生まれたもの。

「仏の超人的な力を示すため、見た目にもインパクトを与える表現として、仏教に取り込まれました」

「十一面千手観音立像」
(千光寺/甲賀市/重文)

仏像も紅葉も楽しめる、秋の注目イベント

「湖東三山」紅葉シャトルバス運行

11月18日(土)〜27日(月)

  • 湖東三山の西明寺・金剛輪寺・百済寺は紅葉の名所としても有名。期間中は秘仏のご開帳や寺宝の特別公開なども。
  • TEL:0749(37)8057=湖東三山観光振興連絡会

百済寺(東近江市)

国宝 湖南三山紅葉めぐり

11月16日(木)〜12月3日(日)

  • 紅葉が見頃を迎える中、常楽寺、長寿寺、善水寺が安置する重要文化財の仏像や国宝の建造物を、予約不要で拝観できます。
  • TEL:0748(71)2157=(一財)湖南市観光協会

善水寺(湖南市)

観音の里めぐり2017

12月10日(日)出発まで ※募集中

  • 「観音の里」とも呼ばれる北びわこ地域で観音さまなどの仏像を拝観する、宿泊、日帰りなどさまざまなツアーを実施中。11月からは紅葉を見学できるプランも登場。
  • TEL:0749(78)0300=(一財)北びわこふるさと観光公社

鶏足寺(長浜市)

※紹介した寺院・仏像は要予約、非公開の場合があります。訪ねる際は事前に各寺へ確認を

写真提供:(公社)びわこビジターズビューロー

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