
8月4日は、8(は)4(し)の語呂合わせで「橋の日」だそう。この紙面で滋賀の「橋」クイズに挑戦を。写真とヒントから橋の名前を当ててみて。
個性や歴史を感じる滋賀の橋
滋賀県の県土整備部によると、滋賀の橋の数は県が管理する橋だけで約3000本、市町分は約7800本になるのだとか。
今回は、その中から6本をピックアップしました。見た目が個性的だったり、意外な歴史を秘めていたり。興味深い橋もあるので、夏休みの自由研究で地元の橋を調べてみてもいいかもしれませんね。

琵琶湖大橋
今から62年前、初めて琵琶湖の東岸と西岸をつなぐ
「琵琶湖大橋」は1964年の東京オリンピック開催直前に誕生。開通式では西岸から大津市民が、東岸から守山市民が歩いて対岸へ渡りました。大津側がなだらかに盛り上がっているのは、大型船が下を通れるように。最高地点は湖面から26.3mで、一般的なビルの9階程度です。1994年にできた新橋は全長1400m。湖の最も幅の狭い場所に造られたとはいえ、県で最長を誇ります。
開通当時の渡り初めの様子

瀬田の唐橋
瀬田川にかかる歴史深い橋
遠回りでも着実に、とことわざに
1350年以上前からある「瀬田の唐橋(長橋)」。昔は木の橋で、今も残る擬宝珠(ぎぼし)や少し反った太鼓橋の造りに風情を感じます。ことわざの「急がば回れ」の語源となった橋で、室町時代に詠まれた連歌「武士(もののふ)のやばせの舟は早くとも急がばまわれ瀬田の長橋」が由来。風や天候に左右される渡し船より、大回りでも橋を渡るほうが安全で確実という教えだそう。毎年8月17日は「建部大社」の納涼船幸祭で、全長約224mのこの橋付近で奉納花火が打ち上げられます。

保良の宮橋
スリルも味わえる?
道、川、線路をまたぐつり橋
信楽高原鐵(てつ)道「玉桂寺前」駅が最寄りの「保良(ほら)の宮橋」は、1990年に整備された鋼製のつり橋。名前は奈良時代、この近辺に設けられたと伝わる離宮の「保良宮(ほらのみや)」にあやかっています。橋の特徴は一般道と大戸川、さらに鉄道線路の三つをまたいでいること。タイミングが合えば、足元を走り抜けていく列車を真上から撮影できます。橋の高さは水面から13m程度ですが、長さは102mで幅は1m。歩くと揺れてドキドキしそう。

彦根城 廊下橋
橋を覆って秘密の通路に非常時は壊して敵をブロック
「彦根城」の表門から坂を上っていくと、見張り台の役割を果たした「天秤櫓(てんびんやぐら)」に通じる木の橋が見えてきます。江戸時代の絵図には「廊下橋」と記されており、かつては屋根や壁があって橋を渡る人の姿が外から見えにくかったと考えられているそう。木造なのは敵が間近に迫ったときにこの橋を落とし、城への侵入を防ぐようになっていたのかもしれません。現在の橋は1965年に改修されたもの。長さは16mです。

近江大鳥橋
支柱は背中合わせの2羽の鶴
天高く飛ぶ姿を想像して
見た目のインパクト大。「近江大鳥橋」のデザインは、2羽の鶴が翼を広げ大空を飛ぶ姿を模したもの。橋桁横の鋼板や橋脚の色については、信楽高校の生徒も意見を出しています。この橋があるのは、新名神高速道路の信楽ICと大津JCT(仮称)の中間あたり。最大地上高は103m、高速下の県道から見上げるといっそう迫力を感じます。完成は2007年で、全長は上り495m、下り555m。当時まだ目新しかった技術を取り入れたとあって、構造自体も注目されたよう。

「草津市立 水生植物公園みずの森」
花影の池の石橋
絵の中に入り込んだよう
水辺の景色に映えるアーチ橋
湖畔の植物園「草津市立 水生植物公園みずの森」には、絵になる光景に一役買う橋も。「花影の池」はフランスの印象派画家・モネの庭をお手本にしていて、水面に映るスイレン、アーチを描く橋、周りの緑に空…とまるで絵画が奥行きある世界となって広がるようです。池には橋が二つかかり、石橋は西洋の、木製の太鼓橋は和のイメージ。1996年の開園当初からあり、全長は約11m。8月は南米原産の水草・パラグアイオニバスが見頃を迎え、直径1m超えの葉が水面を埋め尽くします。