
信楽でおしゃれなランチと雑貨が楽しめる「かまーとの森」

2026年1月から豊臣秀吉の弟、秀長を主役にした大河ドラマが始まります。舞台の一つは長浜。そこで長浜観光協会に豊臣兄弟ゆかりの地を教えてもらいました。来年は長浜で、彼らの足跡をたどってみては。
「長浜は秀吉さんが初めて城持ち大名となった地です」とは、長浜観光協会・高木祥次さん。のちに天下人へと上りつめる立身出世の足がかりが、ここ長浜にありました。
「まず訪ねるなら『長浜城歴史博物館』。城内の展示から歴史的な背景を学べますよ」
歴史を復習しておけば、ゆかりの地巡りもより感慨深いものになりそうです。
「長浜は広い市域に兄弟と関わりの深い場所が点在しています。小谷城や賤ケ岳合戦があったエリアにも足を伸ばし、歴史を体感してほしいですね」


秀吉が築いた長浜城の跡地に、1983年に建造された「長浜城歴史博物館」。3階の展示室では、長浜の戦国時代をテーマに長浜城や秀吉にまつわる史料を公開。浅井長政や石田三成などこの地と縁のある人物も紹介され、歴史への理解が深まりそう。5階は展望台で、天守閣から琵琶湖や長浜の町を見下ろす城主気分に。春の桜のころは、眼下の豊公園が薄紅色に染まる光景を望めます。

始まりは、長浜の町衆が秀吉の死を悼んで建立した神社。徳川幕府下でも密かに信仰を守り続け、明治維新後に晴れて秀吉を祭神とする「豊国神社」と名乗れるように。境内には秀吉や加藤清正の銅像、秀吉が愛した庭石・虎石もあります。高木さんによると「10月の『豊公まつり』では、秀吉公や賤ケ岳七本槍などの武者行列が豊国神社を出発して市街地を練り歩きます。壮観ですよ」

かつて浅井三代の居城があった「小谷城」。標高約495mの小谷山に築かれた山城で、曲輪(城内の区画)や空堀といった遺構が今も目にできます。「織田信長の小谷攻めで、秀吉が〝水の手谷〟という急斜面から奇襲攻撃したことが、城が落ちる要因になったと言われています」と高木さん。現地に立って秀吉の奮闘ぶりを想像してみては。山の麓には「小谷城戦国歴史資料館」も。

眼の仏さまと知られ、境内に6mの「地蔵菩薩大銅像」が立つ「木之本地蔵院」。柴田勝家との織田家の後継ぎ争い・賤ケ岳合戦で、秀吉が本陣を置いた地と伝わっています。「裏手の田上山には弟の秀長が砦(とりで)を築くとともに、ここで指揮もしたそうです。今年整備され、眺望がよくなりました。雪深い地なので春以降、木之本地蔵院にお参りする前後にハイキングがてら登ってみても」(高木さん)。
豊臣兄弟ゆかりの地を巡る合間に、長浜ならではの食体験はいかが。長浜城下町から名物料理の店を、そして賤ケ岳合戦エリアからは人気パン店の新展開カフェを紹介します。

2024年、JR「木ノ本」駅前に開店した「つるやカフェ」は、サラダパンで有名な「つるやパン」が母体。写真は「サラダパンにパリパリのウインナーをのせるとおいしいよ」という地元の人の声から誕生した一品なのだとか。手網焙煎(ばいせん)のコーヒーも好評。

黒壁スクエアにある「翼果楼」は、湖北の味「焼鯖そうめん」の専門店。焼きサバを甘辛いだし汁で煮込み、骨までほろりと崩れる柔らかさに。極細のそうめんにもそのうま味が染みて箸が進みます。築200年の商家を生かした店舗も印象的。

2026年2月1日(日)から「北近江豊臣博覧会」が開催され、長浜ゆかりの武将や数多く残る史跡を体感できる3会場がオープンします。その一つが「豊臣兄弟! 北近江長浜 大河ドラマ館」。会場は「長浜別院 大通寺 総会所」。大河ドラマに登場する衣装や小道具の展示、ここだけの特集パネルやオリジナル映像も公開されます。ドラマの世界を、たっぷり堪能できそう。
※同期間、浅井三姉妹の生涯などを紹介する「義と絆館」が道の駅「浅井三姉妹の郷」の西隣に開館。また「賤ケ岳戦国ステーション」などもオープン予定です。詳細は下記へ問い合わせを
