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  1. Home > [おでかけ] > 滋賀の城跡ロマン探訪 vol.9

2024年9月6日

滋賀の城跡ロマン探訪 vol.9

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考古学の専門家と巡る、年2回の城跡散策シリーズ。今秋は、安土桃山時代に築城された大溝城跡(高島市)と、江戸時代に整備された旧城下町を紹介します。

今回案内してくれたのは
公益財団法人滋賀県文化財保護協会
左から宮村誠二さん、小林裕季さん。滋賀県内で文化財の発掘調査に取り組み、講演会などを通してその価値と魅力を発信。写真は、今回の取材で訪れた「高島びれっじ」にて

大溝城跡周辺マップ

内湖を外堀に利用した水城

1578年、高島を平定した織田信長が、甥(おい)の信澄(のぶずみ)に命じてつくらせた大溝城。琵琶湖の内湖「乙女ヶ池」を天然の外堀として利用した水城で、琵琶湖から直接船を着けられる構造だったとか。築城技術に優れた坂本城主・明智光秀の設計と伝わります。

若狭・北陸と京を結ぶ要衝であった大溝は、信長が琵琶湖支配を進めるための重要拠点でもあったよう。「信長は坂本、長浜、安土、大溝に自身や重臣の居城を配置。琵琶湖を四方から取り囲む城郭ネットワークを築き、琵琶湖の覇権を掌握しました」と小林さん。

大溝城主を任された信澄ですが、光秀の娘婿であったことが悲運となります。1582年に光秀が謀反を起こすと、共謀の嫌疑をかけられ落命。城はその後城主が何度か変わり、1585年頃に壊されました。

大きな石を積み上げた石垣は見応えあり

高島市民病院の東側に沿った細道を進むと、原っぱにポツンとある本丸跡にたどり着きます。そこに残るのは、「野面積み」という初期の石積み技術を用いた石垣。不ぞろいの巨石をかみ合わせた造りで、迫力を感じさせます。「背後にそびえる比良山系から石を切り出したようです。こけむした様子が趣深いですね」と宮村さん。竹の葉音に耳を澄ましながら、歴史ロマンに浸ってみるのもいいですね。

①天守台石垣

天守台の石垣。南側の角の部分がこのように崩されているのは、城の機能をなくしたことを知らしめる「破城」の跡の可能性も

小さな森のように見える本丸跡。この位置から、かつて外堀であっただろう原っぱを水面に見立てれば、往時の水城の風景を思い浮かべやすそう
十数段の石段から天守台に登ることも

②乙女ヶ池

城の外堀の役割を担っていた琵琶湖の内湖。今では城跡周辺の部分は埋め立てられ、その南東側に大きく広がります。長い太鼓橋は、NHKのドラマ「朝の連続テレビ小説」のロケ地になったことも

分部氏が再整備した城下町を訪ねて

信澄が整備した大溝城下町は、1619年の江戸時代、藩主として入封した分部光信(わけべみつのぶ)によって再整備されました。

「1615年に一国一城令が出され、全国で城が激減。約300あった藩のうち100以上の藩が城を持てず、代わりに住居兼藩庁となる陣屋を構えました。大溝藩もその一つで、光信は入城することなく、三の丸付近に陣屋を構えて行政を行いました」と小林さん。城下町全体に上水道を整えるなど、先進的な町づくりが進められたと言います。

その後、明治の廃藩置県発令まで分部氏が12代にわたって大溝藩を治めました。

駅から近く、散策エリアがコンパクト

旧城下町は、JR「近江高島」駅を起点に徒歩10分圏内に見どころが集中。散策範囲がコンパクトなので、まずは大溝陣屋総門にある案内所で散策マップを手に入れてから、行きたい場所を決めてもよさそう。マップには江戸時代の古地図も載っていて、今いる場所が昔はどうなっていたのかが分かるように工夫されています。

かつての面影を残す町並みとともに、情緒あるたたずまいの店で飲食や買い物が楽しめますよ。

③大溝陣屋総門

大溝陣屋の正門で、現存する唯一の藩政建造物。当時は門の南側を陣屋と武家屋敷地、北側を町人地として分けていたとか。今年4月に復元され、案内所や資料室が備えられました

④町割り水路

道の真ん中を水路が貫く、独特の風景が3カ所で見られます。飲用や防火用など生活用水として使われていたそう

⑤標石

町名やその由来を記した標石が町の片隅に見え隠れ。12カ所に点在し、散策しながら探すのもおすすめ

⑥高島びれっじ

古い商家を改修した複合施設。現在は1~8号館まで整備され、飲食店やカフェ、ベーカリー、手作り工房など多種多様な店舗が集まっています

⑦古式水道(タチアガリ)

離れた山から竹の管をつなぎ、湧き水を引き入れる古式水道。江戸時代に整備され、現在も使われていると聞いて驚く人も。写真は、水を各家に分配するための「タチアガリ」という装置

大溝で楽しむ〝発酵めぐり〟

福井弥平商店

大溝では古くから比良山系の豊かな湧き水を利用した発酵食が発展しました。今なおその文化を受け継ぐ老舗をのぞいてみませんか。

⑧福井弥平商店

江戸中期創業の日本酒蔵元。まろやかですっきりとした飲み心地が持ち味の日本酒が多く造られ、代表銘柄の「萩乃露(はぎのつゆ)」が広く親しまれています。

⑨総本家 喜多品老舗(きたしなろうほ)

1619年から400年以上続く鮒ずしの老舗。子持ちニゴロブナを2年塩漬けしてから1年飯(いい)漬けするという手間暇かけた鮒ずしが購入できます。

⑩淡海酢(たんかいす)

江戸時代の古文書をもとに、当時の製法を再現した天然醸造酢を製造。隣接する直営店「淡海堂(おうみどう)」では酢のほか、スイーツも販売しています。

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