
草津市★「もちノ木」でもちもちドーナツ
「せいろ」のブームとともに注目されている、蒸し料理。その魅力、おすすめのレシピと調理のコツを、管理栄養士や専門店の料理長に教えてもらいました。
写真/桂伸也、鈴木誠一 記事協力/京都リビング新聞社
「蒸し料理は、ゆでる調理と比べて食材の栄養が流出しにくいのが特徴です。蒸すことで魚介類やアブラナ科の野菜のアミノ酸、ブロッコリーやキャベツのビタミン・食物繊維が増えるという研究結果があり、効率よく栄養を取ることができます」
そう話すのは、管理栄養士で、伏見区の料理教室「あなたのすみれsmile」主宰のいとうまりさん。
甘みといった、食材本来のおいしさが際立つので、調味料を減らせるというメリットも。減塩など、健康を意識している人にもおすすめの調理法なのだとか。
「夏は、暑さでバテたり、つい冷たいものを食べすぎて内臓を冷やしたりしがち。体をいたわりたいときにもおすすめです。せいろがない場合も、フライパンや鍋、電子レンジでも作ることができるので、まずは気軽に試してみて」
今回は4品のレシピを紹介。教えてくれたのは、いとうさん、そして蒸し料理専門店「蒸とアテ ふうふう 京都駅前店」の料理長・伊谷望さんです。
旬のアジを、さっぱりとした梅ダレで。クッキングシートで包んだ食材を浅めの鍋で蒸せば、簡単にメインの一品ができあがります。身もふっくらと仕上がりますよ。
「ポイントは、一緒に蒸す野菜。タマネギの甘み、シメジのうまみを生かすことで、シンプルな味付けでも満足感が生まれます」と、いとうさん。
セロリによってアジの臭みも抑えられるとか。
【材料 2人分】※写真は1人分
【作り方】
写真は1人分。2人分の包みを一緒に蒸してもOK
魚は「強火で短時間」が基本。水が沸騰するまでは強火にかけ、湯気が出始めたら中火を維持して。蒸気で素早く加熱でき、身が固まりにくくなります