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  1. Home > [グルメ, 暮らし, ひと・子ども] > 知れば楽しい、そして深い ミツバチの世界

2020年5月29日

知れば楽しい、そして深い ミツバチの世界

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春から初夏にかけ、ブンブンと元気に飛び回るミツバチたち。今回は、滋賀を拠点に花を求めて国内を移動する養蜂家の男性にミツバチにまつわるあれこれを教えてもらいました。

県外を巡っているのは、
滋賀で一軒だけ!
移動養蜂家の仕事って?

古くは日本書紀に登場するほど、日本人の生活と深い関わりを持つミツバチ。現在日本では、在来種のニホンミツバチと明治時代に輸入されたセイヨウミツバチの2種類がいますが、大津市国分にある「瀬尾養蜂園」の瀬尾則夫さんが飼っているのは後者。「ニホンミツバチと比べて管理に向いていて、安定して蜜が採れる」と言います。

瀬尾さんは、花を求めて全国を旅する「移動養蜂家」。ハチミツの採取に加え、野菜や果物の受粉交配を手伝うミツバチの貸し出しや販売を行っています。ちなみに、現在滋賀では、県外へ出る形で移動養蜂をしているのは瀬尾養蜂園のみ。一年のうち長い期間蜜が採れる点がメリットです。

「鹿児島で春を待ち、ミツバチを早く蜜が採れる状態に〝仕上げ〟ます。また、夏は梅雨のない北海道へ。花の開花時期や気候を見て、タイミングよくミツバチを連れて行くのが腕の見せどころ」。とは言え、どこでも自由に養蜂をしてよいわけではなく、行き先の県知事許可や、地主との契約が必要。毎年地元の人たちとのコミュニケーションを大切に作業をしています。

「長年やっていると、巣の状態に合わせた管理のあんばいがわかってくる。ピタリと世話がハマり、たくさん蜜が採れた時はうれしいなぁ」と瀬尾さん。一方で、ミツバチが病気になったり、地震や台風、スズメバチ、熊の被害に遭うなどの苦労も。長時間の輸送の間に、トラックの中でハチが蒸し死にしてしまうなど移動養蜂ならではのプレッシャーもあります。

「自然相手だから、特別なことはせず、何があっても受け入れる。ミツバチの頑張りを手伝うだけです。よく考えたら虫がくれる食べ物ってあまりないでしょ? そんな面白さもありますね」

▲北海道のソバ畑。褐色のハチミツが採れるそう
▲北海道へはトラックにミツバチを乗せて約1200kmもの距離を移動

瀬尾養蜂園の一年

12月
奄美大島や鹿児島で約400箱のミツバチが越冬
2月

梅の花の開花時期からミツバチが活性化。必要なら砂糖水など栄養を与えてハチの成長を促します

4〜6月

滋賀へ。「移虫」という養蜂技術で女王バチを増やし、「割り出し」という作業で増群する。巣箱は1200〜1400箱になるそう

6月
トチの花の終わるころに涼しい北海道に移動し、ニセアカシアやソバなどのハチミツを採ります
11月
一旦滋賀に戻り、冬の訪れとともに鹿児島へと移動

ハチミツを採るところを
のぞいてみよう

写真左から瀬尾則夫さん、瀬尾さんの父で瀬尾養蜂園を開業した孟男さん、スタッフの塩範子さん

山間にある蜂場(巣箱を置く場所)には、20個の巣箱が並べられています。たくさんのミツバチが群れて飛び回る光景はかなりの迫力!

ハチミツを採るときは、ハチの攻撃を防ぐため、頭には面布(顔を守るための網)、ゴム手袋、長靴といういでたちで、分担して行います。「1個の巣箱で採れるハチミツは3升くらい。少なくて2升、多いときは5升になることも」と瀬尾さん。以下の手順でハチミツを集めていきます。

  1. 1

    ❶燻煙(くんえん)機の煙をかけてミツバチをおとなしくさせ、巣箱から巣枠を取り出す。付いているハチは専用の機械で払い落とす

  2. 2

    ❷熟成したハチミツが入っている巣穴には蜜蝋(ろう)でふたがされているので、その部分をナイフで削り取る

  3. 3

    ❸遠心分離機に巣枠を入れスイッチオン。自動で反転させることで巣枠の両面に入ったハチミツが飛び出し、下部から流れ出る。採った後の巣枠は元の巣箱に返すと、働きバチがミツロウで壊れたところを直すのだそう

  4. 4

    ❹ゴースという布でハチミツを濾過(ろか)する。熱処理を施さず自然そのままの味で出荷される

養蜂園が教える ハチミツの味わい方

実はハチミツとは、ミツバチが自分たちの主食とするために作ったもの。働きバチが集めてきた薄い花の蜜は、巣で別のミツバチに口移しで渡されていくうちに、酵素や熱の働きによって濃く熟成されてあの味になり、良質なビタミン類やミネラル類、アミノ酸などの栄養を含みます。味わい方について瀬尾さんに聞きましたよ。

  • 「一般的には、色が薄いと味はあっさりと上品、色が濃いと濃厚な甘さと特有の風味が強くなります。同じ花の種類でも、年によって色の濃さが違うこともあるんですよ。好みや用途によって使い分けを楽しんで」

  • 「ハチミツの糖度は78度以上と高く、抗菌作用があるため煮炊きに使うと料理が長持ちします。ただしクセの強いハチミツは煮物の味の邪魔をするので要注意」
  • 「ハチミツに含まれる糖分は主にブドウ糖と果糖。ブドウ糖の多いナタネ蜜などは白く結晶化しやすく、果糖の多いアカシア蜜などは結晶化しにくいです。品質に影響はなく、うちでは固まったものは料理に使ったりしますね」
  • 「妻や娘が気に入っている食べ方はキンカンやレモンのハチミツ漬け。キンカンは丸ごと、レモンは黄色い皮の部分だけを細かく刻んで漬けます。お湯割りや炭酸割り、アイスのトッピングなどに」

注意/1歳未満の赤ちゃんは蜂蜜を食べると乳児ボツリヌス症の危険性があるので与えないでください

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