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  1. Home > [暮らし, ひと・子ども] > のぞいてみよう、写真俳句の奥深き世界

2021年10月1日

のぞいてみよう、写真俳句の奥深き世界

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SNSやブログ、あるいは一般公募のコンテストなどで、自分で撮った写真と自作の俳句(または川柳)を組み合わせた「写真俳句」を発表する人が増えているそうです。その魅力を探りました。イラスト/オカモトチアキ

ルールはシンプル
素直に感動を表そう

写俳、俳写、フォト俳句…など、さまざまな名称で親しまれているという「写真俳句」。

東京都の「写真俳句連絡協議会」の会長・中村廣幸さんに聞いたところ、作品づくりのポイントは、①自作の写真を使う②自作の俳句を使う③写真と俳句を一体化させて表現する、の三つ。「本格的な写真や俳句の技量は必要なし。撮影した写真にタイトルをつけるように句を添えてみましょう」

写真はスマホで撮ったものでOK、俳句も季語などのルールが難しければとらわれなくてOK。「写真を撮影したときの感動を素直に表すことが大切です」と中村さん。

それから、もう一つポイントが。「俳句が写真の説明にならないようにすると表現の幅が広がります。俳句と写真がつかず離れず共存している状態が理想です」

実は長い歴史
始まりは1970年から

スマホの普及やSNSの人気を受け、身近になった写真俳句。最近生まれたジャンルなのかと思いきや、そうではないようです。

「俳句と写真の合体制作は、写真家で俳人だった故・伊丹三樹彦さんが1970年に『写俳』運動を創始したことが始まりと考えていいと思います」と中村さん。

またその後、写真俳句連絡協議会・名誉顧問で作家の森村誠一さんが2005年に著書を通じて写真俳句の魅力を伝えたことで再び脚光を浴びるように。森村さんの出身地・埼玉県熊谷市をはじめ、いくつかの自治体や企業などでは写真俳句のコンテストも行われています。

8月に「リビング滋賀」紙上で写真俳句を募集したところ、読者からもすてきな作品が届きました。

作者の3人に作品づくりの方法や心がけているポイントも聞いてみましたよ。

この辺り マスクを外す 散歩道

大津市・奥村淳子さん

コロナ禍に、散歩を兼ねて近くのスーパーへの買い物に1時間をあてていました。この期間の記念、記録にと思い、時々あたりの様子を写真に収め、後から五七五の句を付けました。写真俳句は15年ほど前、テレビで紹介されているのを見たころから始めています。

嵐雨越え 鳶歴戦の 勇姿かな

大津市・横川和弘さん

普段から四季の風景や生き物をカメラに収め、俳句の良い題材になりそうと感じた時に詠んでいます。いつも「写真を撮影→写真に合う句を制作」の順で作っています。写真は、今年の8月の集中豪雨の後、琵琶湖畔の桟橋の柱の上にとまっている鳶(とび)を撮りました。

三人で 集う温もり 神無月

草津市・板倉有紗さん

子どもの写真をフォトブックにまとめているのですが、そこに自作の句を添えて「写真俳句」を楽しんでいます。先に写真を撮り、そこに季語や伝えたいテーマなどを組み合わせながら、どんな広がりが生まれるかを模索しつつ作ります。俳句だけを作るときとは、思考過程が違っている気がします。

作り方も、始めたきっかけもいろいろ 編集部注目の〝インスタ俳句〟

近頃はインスタグラムで写真俳句を発表している人も。編集部が注目した「インスタ俳句」の作者2人に作品づくりの方法やこだわりについて聞きました。

陽光樹さん 
@yokoghk

  • 「形無きものこそ傳ふべきや秋」陽光樹
  • 「海鮮で特別授業秋の夜」陽光樹
俳句初心者とのことですが、始めたきっかけは?
私は香港で日本語教師をしているのですが、昨年春、学生が自作の句を見てほしいと言ってきました。私の母が長年俳句をしていたので添削してもらうと、とても喜んでくれて「もっと学びたい」という話になり、オンラインで母を先生として句会もどきをしてみました。以来、身内でZoom句会をしながら作品づくりをしています。
異国情緒のある写真がすてきですね!
香港は都会のイメージが強いかもしれませんが、実はすぐそばに自然もあり、東西の歴史が交差した文化的背景も魅力だと思います。日本の皆さんにも魅力が伝わるとうれしいです。

古賀しぐれさん 
@shigure_koga

「夕闇を待つ地蔵会の浦小路」しぐれ

  • 「草濡れてをりしんしんと虫の秋」しぐれ
  • 「鳥威とは鳥よりも鳥らしく」しぐれ
インスタ俳句を始めたきっかけは?
昨年4月、それまでしていた句会がコロナ禍でできなくなったころ、娘が句をインスタグラムにあげてくれ、多くの反響がありました。以来、私の1日1句と、添削句1句を掲載しています。
作品を作る順序は?
句を考えてから写真を撮るほうが多いです。毎日アップしているので、自分では撮れない題材も。そんなときはフリー素材の写真を使用します。
古賀さんは、滋賀県のご出身なんですね!
堅田で育ち、毎日琵琶湖を見て育ちました。琵琶湖は私の俳句の源でもあります。いつまでも句を作りに帰りたい所ですね。

人によって句から見える世界
こんなに違う!

〝複眼〟でもっと楽しく

本紙で連載中の俳句コーナー「ここで一句」の選評者で俳人の中田剛さん(滋賀リビングカルチャー倶楽部講師)にも、写真俳句をより楽しむためのアドバイスをもらいました。

「1枚の写真に対して俳句1句だけ作るのではなく、1枚に対して複数の句を作る、あるいは俳句1句に対して複数の写真を撮ると、より面白くなると思います。単眼ではなくて複数の視点(複眼)の中に、対象の本質が見えてくることもあると思います」

一人で複数の句を作ったり、複数の写真を撮ったりするのも面白そうですが、同じ写真に対して何人かで句を詠んだり、同じ句にそれぞれ写真を持ち寄ったりしても発見がありそうですね。

試しにやってみました。

梟の 目玉見にゆく 星の中(矢島渚男『天衣』より)

中田剛さん
夜更け、行く手に森と、その森へ入ってゆく径(こみち)。森の上空には、びっしりと星がはりついています。

私なら、こんな写真を
添えたいです

編集K
誰が何の目的で見に行くのか、星がどんなふうに輝いているのかはあえて伏せた感じに。
編集Y
雪が積もった森へ少女と母親がフクロウを見に行くシーンが浮かびました。

同じ句に対して、思い浮かべる映像は人それぞれ! この句の主語は誰なのか(性別、年格好、人数など)もいろんな想像が楽しめそう。また、句に合わせる写真として、登場人物を入れるのか入れないのかなども人によって違いが出そうですね。

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