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  1. Home > [暮らし, ひと・子ども] > 大人も子どもも夢中 ハマる!科学読み物と図鑑

2020年7月31日

大人も子どもも夢中 ハマる!科学読み物と図鑑

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「へえ〜」「なるほど!」
知れば知るほど面白い自然科学の世界へ誘ってくれる図鑑や読み物を、県内で本に携わる人たちに紹介してもらいました。夏の家庭学習にもオススメ!

あふれ出す昆虫愛
著者の体験と知識がぎっしり

「今森光彦の昆虫教室」(全2巻)
今森光彦 童心社/各巻1925円

滋賀が誇る昆虫写真家・今森光彦さんが、身近な昆虫の「とりかた・みつけかた」「くらしとかいかた」をまとめた2冊。「作者自らが登場し、実体験で身につけた見つけ方や捕まえ方、飼い方のポイントなどを教えてくれます。読み込むほどに興味が増す、昆虫好きにはたまらない図鑑です」

ゲームカードスタイルで
生き物たちに大接近!

「にわのかいじゅうファイル」
松橋利光 アリス館/1540円

庭や公園でおなじみの虫や爬虫(はちゅう)類48種類を〝怪獣〟に見立て、トレーディングカードのような形式で紹介。生き物にぐんと接近した迫力ある写真に、「見つけた場所」「あらわれる時期」「見つけ難易度」なども記され、発見ゴコロをそそります。「愛嬌のあるカナヘビが恐竜みたいな表情だったり、ダンゴムシの体が精巧なメカのようだったり、びっくりがいっぱい。身近な場所で身近な生き物探しを楽しめますよ」

知りたい、考えたい
外来魚がいる現実

「外国から来た魚〜 日本の生きものをおびやかす魚たち」
松沢陽士 フレーベル館/1760円
※品切れ中。最寄りの図書館で確認を

オオクチバスを追う水中カメラマンが、川や湖に在来魚が少ないと驚いたことをきっかけに手がけたノンフィクション。「オオクチバスを一概に〝悪者〟と捉えず、外来魚が増えている現実や生態系への影響などについて記しています。琵琶湖に関する内容も多く、大人も読み応えあり!」

推薦者

滋賀県立琵琶湖博物館 図書室担当
高木成美さん

夜空に見えるかな?
星座が紡ぐ歴史ロマン

「星座の神話伝説大図鑑」
グラフィオ 編 金の星社/4180円

そもそも星座の起源はメソポタミア文明やエジプト文明の時代までさかのぼるのだとか。そんな悠久のロマンを秘めた星座や星にまつわる神話・伝説を紹介。「現在、国際天文学連合で定められた星座は88個。
おひつじ座、おうし座といった占星術でおなじみの12星座をはじめ88星座に一つずつストーリーがあることに驚きました。マンガタッチの親しみやすいイラストを交えて、神話の背景にある世界の歴史について学ぶこともできます。日本など世界各国の星にまつわる伝説も紹介された充実の内容」

躍動感あるビジュアルで
科学の〝?〟を解き明かす

「講談社の動く図鑑MOVE 科学のふしぎ」
海部陽介、影森徹、島田達生、田近英一、渡部潤一 監修
講談社/2000円(税別)

「飛行機はなぜ飛ぶの?」「ウイルスと細菌」「台風のしくみ」など、知っているようで知らない科学の現象を、躍動感あふれる写真とイラストで解き明かしてくれる「講談社の動く図鑑MOVE」シリーズの最新刊。「地球や生命、発明・発見、そして宇宙と、驚くほど幅広いジャンルの不思議が網羅されています。私は『人工知能』の所など食いついて読みました(笑)。簡潔な解説とインパクトのあるビジュアルで、印象的に頭に入ってきます」
付属DVDの映像にも注目!

推薦者

大垣書店 フォレオ大津一里山店
中山和泉さん

読み継がれる壮大な
命のリレーの物語

「せいめいのれきし 改訂版」
バージニア・リー・バートン 文・絵
いしいももこ 訳 まなべまこと 監修 岩波書店/1870円

1964年に日本語版が出版されて以来、子どもたちに愛されてきたロングセラー。地球の誕生から現在まで、生命のリレーをお芝居形式で物語る壮大な絵本です。「『地球の歴史』と聞くと難しいイメージがありますが、ユニークで美しい絵と詩情豊かな訳でつづられ、まるでお話を読んでいるように引き込まれます。2015年の改訂版では、初版の世界観を損ねることなく新しい科学的知見が盛り込まれています。最後のページを読み終わったあと、地球のこれからは私たちに託されているんだという気持ちにさせられますね」

ただ一個のりんごが
語りかけてくるコト

「りんごだんだん」 小川忠博 写真・文
あすなろ書房/1430円

りんごを1個そのまま置いておくと…?ほぼ1年にわたり、変化していくりんごの姿をひたすら写真に収めた科学絵本。「自分の家では絶対やりたくない観察ですけど(笑)、一つのものを最後まで追うというコンセプトが新鮮でした。生き物は朽ちていくけど、それを糧に生きていくものがある…。シンプルだけど深い何かを感じさせてくれる本です。写真ごとにオノマトペで表現した言葉も効いています」。りんごが最後どうなるかはお楽しみに。

推薦者

滋賀県立図書館 サービス課児童係
川上麻由子さん

目の前の世界が広がり、深まる!

家庭学習でも本は大活躍
滋賀県教育委員会を訪ね、今回紹介した7冊が子どもたちの学びにどう役立つかを聞いてきました。
 
青木明弘さんによると、小学生にとって最も身近なのは図鑑類。「例えば、校庭の雑草もそれぞれの名前を知らないうちは、ただの『くさ』。でも、図鑑で調べると『こんな名前なんだ』『あっちの草とは葉の形が違う』『季節によって違う草が生えている』と、これまで見えていなかったものにどんどん気付けます」
 
また「りんごだんだん」を「普段見ているようで見ていない所に気付かせてくれる点が面白い!」と言うのは太田聡さん。「自由研究で『何に着目するか』『どう調べるか』を考えるヒントにもなりそうです」
 
調べ物の際は、インターネット検索も便利ですが「本は情報が精選されているうえ、章立てで情報が整理されていたり、見開きで写真や統計とともに紹介されていたり、全体像を把握しやすいのが強みかも」と二人。どちらも上手に活用したいですね。

話を聞いたのは

滋賀県教育委員会 幼小中教育課
太田聡さん・青木明弘さん

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